こんにちは。旅人文化振興会のブログでおなじみのマリリンです。
2001年7月、インドへの旅に出ました。当時は、特にインドなどの田舎の方ではまだインターネットの環境がそれほど整ってなく、メールを出すときには、Bccで一斉に報告という感じで送信をしていました。インドからの帰国後、写真展をするために、自分の送ったメールを少しだけまとめてみました。今から思うと恥ずかしいなと思うのですが、2001年のインドは私にとっても特別な想いがある旅で、今回、旅人文化のページに掲載することにしました。

旅立ちの時の手紙
日付 :Tue, 26 Jun 2001 09:22:21 +0900

親愛なる みなさま Dear All

私が住んでいるこの街は、昨日からひどく蒸し暑くって、外を歩いていると体力が吸い取られていく感じがしますが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか?
さて、6月はもう少しで終わり。今年も半分終了ですね。
私の予定ですが、来月の12日のフライトでデリーに向かうことになりました。2ヶ月ほどの滞在で、インド、バングラ、ネパールあたりをまわってきます。
東京に部屋を借りてから1年ほどになります。ようやく、自分のペースが保てるようになり、旅にも出られるわけですが、今後いったい自分がどこに行こうとしているのかも含めて、今回の旅は大きな意味を持ってくるのではないかと思っています。
出発前にもう一度メールできると思いますが、旅の間は、Hotmailでのやり取りになりますので、よろしくお願いします。
それでは、また。

現在のマリリンのコメント:
当時私は東京の荻窪で4畳半の風呂なしアパートに暮らしていました。もちろんエアコンなんてなくて、窓を全快にして風が入ってくるのを待っていたような記憶があります。
この頃、どうしてインドに行くことを決めたのか?実のところよく覚えていません。ただ、この数年前に東南アジアを旅したときに、バンコクあたりで出会った人たちと、インドの話をいろいろとしていた記憶があります。「旅人としては、インドへは行かなければならない」、そんな想いはそのときあたりに染み付いていたんでしょうか。

久々のフライトはいつでも緊張するもので、しかも今回はインド。現地に知り合いもいないし、宿ももちろん決めていかない。思い出してみると、なんかちょっと不安を抱えていたようにも思いますが、やっぱりそれ以上の期待、そして東京の小さなアパートでの日々の生活から開放される気持ち、そんなことが不安の大きさをはるかに上回っていました。

さて、この頃の私は案外筆まめで、友人たちなどにはがきや手紙、メールを送ることを日々の楽しみとしていました。でも、どうしちゃったのか、東京暮らしが長くなり、メールというツールを使いこなすうちに、そういうことを楽しんでいた自分がどこかに行ってしまったような気がします。

このころのメールを読み返すことで、何かそういう気持ちを思い出したりするのって面白いですね。あと、このころ使っていたhotmailは、もうアカウントが切れてしまって使っていません。今思えば、旅先で出会った人たちには、hotmailのアドレスを教えていたのに。そういう意味で、連絡の取れない人となってしまった私ですが、もし、どこかでこのページをみて、あっ、マリリン見つけた!という方がいましたら、ぜひ、旅人文化までご一報いただけるとうれしいです。

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