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■旅へ出ると自分が変わる?■
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風太: |
変えられるのね、自分を。外へ出たら、人の目は気にしなくていいし。 |
山本: |
うーん、それはある |
澤畑: |
そうだね、日本を出て別の国に着いたとき、胃の痛みがなくなるんだよね。プレッシャーがなくなるというか、すげえ胃の調子がよくなるの。 |
山本: |
風太さんなんか、死にそうだったのが旅に出たら元気になったという。 |
澤畑: |
外国に着いて何が一番うれしいかというと解放感なんだよね。 |
山本: |
それって、その解放感というのは、日本人が外国に出てあるのとおなじように、外国人が日本に来てもあるのかなあ。 |
澤畑: |
自分の国から出た解放感というのは、どこのひとにもあるんじゃないかな、どうだろ。 |
山本: |
でも、どうなのかな。 |
風太: |
むこうのひとは変わらないよね、どこにいてもおなじだよね、遊び方も。 |
澤畑: |
ああ、たしかにな、そうだよね、自分を続けているのかね。たださ、どの国のひとも自分の国を出た瞬間から冒険家になっていない?気持のうえで自由に、行きたいときはパッと行くというぐあいに。あそこの路地を入ってみたいというときには、子供のときの興味みたいなのがわいて。 |
(旅人は冒険家か? ああ、澤畑さんて、ロマンチスト。でもオンナはロマンチストじゃない。)
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山本: |
うーん、それは日常から離れるからということもあるよね。国内でも東京を離れて京都や、埼玉でもいいけど、今日は旅行だという気分になったときは、ちょっと違いますよね。いつもゼッタイこんな路地は入らないと思うようなところでも入るし。
でも日常生活のなかで旅ゴコロを続けるのって、非常に難しい。それができたら日本での生活も最高に楽しいのかなと思うけど。たまにいますよね、日常生活もキチッとしながら、なぜか旅という感じで、ぷらぷら生きているひとって。日本はそれがしずらいから。
外国だと週末は山へ行って、もう夕方5時に仕事おわって泳ぎに行くということあるけど、日本はなんか上司がいるからまだ帰れないとか、オフがない。そのオフがない状態から抜け出すには旅をするしかないという切羽つまったひとがたくさんいるような気がする。 |
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