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■「外へ出る」ワクワク感の深層心理?■
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山本: |
私の場合。小学校のころすごいマジメな子供で、校区ってのがあるじゃない、それでその校区から外へは大人と一緒じゃなければ出てはいけないといわれて、だけど私の仲のいい友達の家が、その校区ギリギリのところにあって、ボール遊びしていると校区の外側にボールがいってしまう。で、見えない線なのだけど、そこをこえてボールを拾いにいくのにすごいドキドキして楽しい、ああ出ちゃった、みたいな。それをいまでも覚えていて、自分だけの世界だけど、日本もその校区のようなものだとしたら、そこからぽーんと出るのって、やっぱり、その子供のときのああ出ちゃったみたいな、で、なにかぜんぜん違うものがありそうで、ワクワクする。 |
風太: |
ぼくは逆に、最初から小学校1年のころから自転車に乗って、校区のなかの人には言わないで、校区の外へ出て、そのまた隣の校区に友だちがいて。でもそれは内緒なんだ、言ったら先生に言いつけられる。だから遊ぶ友だちというのが、校区内で遊ぶのと校区の外で遊ぶのとぜんぜんちがう。校区内で遊ぶときは、家で絵を描いたり、そういうので。 |
澤畑: |
外へ出るときのワクワク感ってのは、それはもうあるね。 |
(なーるほど、そういえば、「外へ出る」ワクワク感って、誰にでもありそうだな。
コワサ半分でドキドキすることも。) |
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